主体性や向上心がなかったり、愚痴ばかり言ったり、そんな意識が低い社会人に心当たりは無いでしょうか?本来、そのような社会人は活躍が難しいと思われるかもしれませんが、考え方次第で活躍することは可能です。
意識低い系社会人とは?
意識高い系社会人はよく聞くかと思いますが、意識低い系社会人はまさにその逆です。
まずはその特徴を見ていきましょう。
主体性がない
主体性とは、自分の意志や判断において自ら責任をもって行動することです。意識が低い社会人は最低限の仕事をして普通くらいの給料が欲しいという思いが根本にあり、自ら業務を増やすような主体的な行動は起こしません。また、責任という言葉も嫌いです。主体的な行動には自らの責任が伴い、結果が求められるので、行動を起こしづらいのです。
向上心がない
管理職に上がったり、自らのスキルを高めていったりという向上心にも欠けています。前述のとおり、責任が嫌いなので、管理職ともなると責任が増え、大変なイメージがあるのでなりたがらないのです。また自らのスキルを上げたところで生活が豊かになる成功体験もなく、自分への投資も行いません。
ネガティブ
かなりわかりやすい特徴として、ネガティブなことが挙げられます。否定的なスタンスが癖になっていたり、「疲れた」「忙しい」などが口癖になっています。組織や経営層や仕事ができない同僚に対しての愚痴が多く、意外と周りをよく見ていることが多いです。
他者に関与したがらない
出来るだけ他者と関わらずに仕事をする意識を持っています。なのであまり周りに頼ることが出来ず大きなトラブルにつながることもありますが、逆に言うと任せられた仕事はしっかりやろうとする特性があります。
日本における意識低い社会人のデータ
そんな意識が低い社会人ですが、まったく珍しい存在ではなくむしろ多数派であることが分かっています。
59%の社会人がキャリア目標を持っていない
意識が高い社会人は今後のキャリアなどをしっかりと目標建てた上で、今の仕事に取り組んでいますが59%の社会人は今後のキャリアを考えておりません。
引用:GLOBIS 学び放題 学習実態調査レポート
社会人の約6割が、「キャリア目標なし」「学習習慣なし」「自社DXに関心なし」 GLOBIS 学び放題 社会人意識調査から見えた、リスキリングへの意欲喚起の必要性
グローバル就業実態・成長意識調査で日本は最下位
18の国と地域で、人々の働く実態や働く意識、Well-being、働くことを通じた成長、グローバルな就業意向などを明らかにしたデータで日本は「はたらくことを通じて、幸せに感じている」という項目で最下位の49.1%を計測しています。
さらに、管理職になりたい人の割合では断トツの最下位を記録しており、日本では意識の低い社会人は多数派であることが分かります。
意識低い系社会人が活躍する方法
優秀な上司の下につく
意識低い社会人は主体的な行動が苦手なため、与えられる仕事と適切な評価が重要になってきます。
与えられる仕事を安定させ、しっかりと評価されるためにこれだけは守りましょう。
- 返事はすぐ返す
- 途中経過を逐一報告する
- 健康でいる
管理職を目指す
自分の意識が低いなら周りの人に頑張ってもらおうということで、いっそのこと管理職を目指す方法もあります。もちろん責任や業務の複雑性は増しますが、その分今まで適性を感じていなかった業務から一転して適性を見いだせるかもしれません。
同じ会社に長く居続ける
人の本質とはそう簡単には変わりません。なので転職をしてリセットしようとしても逆効果になる可能性が高いです。それであれば、同じ会社に長く居続けて、自分のことを十分に理解してもらっている環境で働き続けることも一手です。さらに、同じ会社で経験し続けたことは、重宝されることもあり、純粋な能力以外に評価してもらえます。